イスタンブールへ出戻りしてきてから、最早10日も過ぎてしまったことに気付いた今日。
毎日タイに持っていく材料の買い出しだったり、
商品の仕込みだったり、
いよいよ今週末に差し迫った
「持続可能な暮らし映画祭」の開催だったり、
家族や友達とご飯したりと、忙しい日々を送っていたのです〜。
来週の火曜日の出発まで、この勢いでずっと続きそうです。
色んなことを考えすぎて、たまに頭が本当に爆発しそうになるけれど。
(プシュ〜ッと頭から水蒸気が出てくるあの感じ)
都会はやっぱり、時間が流れていくのがものすごく速いです。
平和ボケしている暇があまりないというか。
地下鉄、バス、電車、乗りこなしてます。
しかも、iPodでオーディオブックなんか聞いちゃってシラッとしてます。
バビロンバイブレーション、いい意味も含めて、新鮮です。
(1カ月も経てばこれが徐々にストレスへと変わっていくのだろうが)
村を出る数日前に、近隣の他の村のモスクの司祭 a.k.a. 有機養蜂士「イマーム」から購入したミツロウ1キロ。
その日の朝に巣箱からとってきたミツロウをそのまま車で運んできてくれました。
さすが、「イマーム」(規範者)。
イマーム特製の蜂の巣箱は、2階建て。
余分な事は一切せずに、放置。
蜂が自分たちで家を作っていくから、
何もしないのだそうです。
1階が埋まったら、2階に蜂さんは巣を拡大していきますが、その2階部分のみを収穫している、のだそうです。
私のきわどい質問にもすべて応えてくれたその知識深さ!
トルコを離れる目前に、最高に信頼できるミツロウの入手先を知ってしまった、という訳でした。
こちらのミツロウ、ご覧の通り、全くの未精製。
前回友達に譲ってもらったミツロウは、溶かして、固めて、削って、の作業を何回も繰り返して精製しましたが、
今回はイマームにもっと簡単なやり方を教えてもらったので、そちらでいくことに。
(友人の養蜂夫婦、訳あって養蜂をひとまず中断してしまったのでどうしようかな〜というところに、イマーム登場なのでした)
ミツロウを小さなかたまり(一口大?)に切っていきます。
そのミツロウを、なんと、
ストッキングの中に投入!
ストッキングをやぶかないように気をつけながら、押し込みます。
押し込んだところで、ストッキングを切断し、反対の脚部分を上下反対にかぶせてフタ(?)します。
ダブルストッキング法です。
鍋にお湯を沸かしたところで、ストッキングを鍋に投入。
イマームには、「石かなんかの重いもので上から押さえて圧力をかけろ」との指示があったけれど、
イスタンブールの住宅地には重い石など落ちていなかったので、水を入れたジャーで代用。
ミツロウがどんどんストッキングの中から外へ溶けだしていき、
ゴミや巣箱から出たカスなどはストッキングの中に溜まる、という仕組み。
ミツロウが全部溶けたら、寒いところに放置して、固めますが、一晩放置してみました。
こちら、翌日の画。
割れた部分から下部にたまった水を捨て、
表面で固まったミツロウをどうにかして取り出します。
底部の表面に付いた黒い部分を根気よく削っていく作業。
という感じで、いとも簡単に精製が1回で完了してしまいました。
さすがイマームなストッキング活用法でした。
リップバームベースづくり。
ミツロウ:ホホバオイル=1:3の重量比で湯せんして溶かす。
今回はミツロウ66gとホホバオイル200mlで。
手元にあったビタミンEオイルとROE(ローズマリー・オイル・エクストラクト。油分の酸化を防ぐ)も入れた。
ビーカーが小さすぎ。。溢れそうだけど溢れない。
約270mlほどのリップバームベースが完成。
作りたいだけ削って溶かせばいいだけなので、保存にとっても便利◎
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